2023年6月30日 12:00
「巨大ロボットアニメ」のデザインと映像表現の歴史を紐解く! 展覧会『日本の巨大ロボット群像』記者発表レポート
鉄人28号やマジンガーZ、機動戦士ガンダムに代表される巨大ロボットアニメ。その日本独自のアニメーション文化を徹底解剖する展覧会『日本の巨大ロボット群像』が、2023年9月より福岡市美術館、2024年2月より横須賀美術館で開催される。
「巨大ロボット」のデザインと映像表現の歴史を辿る本展では、ロボットアニメの元祖といわれる『鉄人28号』から近年のアニメーションに登場する巨大ロボットまで、その設定上の「メカニズム」と「大きさ」を軸に検証する。
巨大ロボットという空想上の存在にリアリティを与えるため、どのような創意工夫が凝らされ、いかにしてファンを魅了してきたか。
「巨大ロボットとは何か」を問いかける、かつてない展覧会だ。
6月27日、本展覧会の記者発表が東京都内で行われた。
登壇者は、本展監修者であり福岡アジア美術館学芸課長の山口洋三氏、ゲストキュレーターの廣田恵介氏、五十嵐浩司氏の3名。
また、ゲストとして、メカニックデザイナーの宮武一貴氏が登場した。
本展の見どころを情熱たっぷりに語った記者発表の様子をここで紹介したい。
左から山口洋三氏、宮武一貴氏、廣田恵介氏、五十嵐浩司氏
まず語られたのは、本展を作り上げる上で掲げたテーマだ。