あの傑作・名作が目白押し! 「コートールド美術館展」愛知で開催
(c)Courtauld Gallery (The Samuel Courtauld Trust)
印象派・ポスト印象派の巨匠たちの作品が並ぶ展覧会『コートールド美術館展魅惑の印象派』が愛知県美術館で1月3日(金)から3月15日(日)まで開催される。
コートールド美術館は、ロンドン大学に付属するコートールド美術研究所の美術館として、1932年に開館した。実業家サミュエル・コートールドが収集した印象派・ポスト印象派のコレクションが核となっている。この展覧会では、美術史研究や科学的調査の結果などを取り入れながら、選りすぐりの絵画、彫刻約60点が並ぶ。
会場は3章で構成される。第1章「画家の言葉から読み解く」では、ホイッスラー、モネ、セザンヌ、ファン・ゴッホらの作品とともに、彼らが書いた手紙などの言葉を紹介。そこからどのような思いで風景を見つめ、何を考えながら筆をとったのか、思いを巡らせることができよう。
第2章「時代背景から読み解く」では、作品に描かれたものや人の細部に注目することで、産業化が進んだ19世紀という時代を見て行く。
第3章「素材・技法から読み解く」は、X線や赤外線を用いた科学的な調査・研究を元に、緻密な色彩や画面に残された筆跡を解き明かし、画家の工夫や試行錯誤を明らかにする。