2021年9月12日 13:00
Kroiが刺激する飽くなき好奇心、愉楽痛快なギミックづくしのLIQUIDROOM公演レポート
や「侵攻」で客席を酔わせ、ダイレクトに感情を揺さぶられる生ならではの快感に身を任せる中、あっと言う間に終盤が訪れてしまう。内田の"残り3曲ブチ上がって行きましょう!"のMCと共に「Network」そして「HORN」というダンスナンバーを畳み掛け、本編の締めは世界一美しいお茶ソング(笑)の「Shincha」。こちらのアウトロでは内田の即興が聴けるのであるが、ツアー完走への思いを込めた心震わせる絶唱であった。
まだまだ踊り足りないオーディエンスのアンコールに応え再びステージに上がった5人はうだうだと喋りつつ(笑)、本日のライブが10月2日に配信されること、11月に新たなEPがリリースされること、そして同作を引っ提げての対バンツアーが決定しているという、嬉しいニュースを届けてくれた。
"ブチ踊れよ!!"の煽りの中最後に演奏されたのは「Fire Brain」。ステージと客席の境が曖昧になる程の盛り上がりの中、名残惜しそうに最後のキメを何度も繰り返し演奏する姿が印象的だった。終わりたくない気持ちはきっと、オーディエンスも全く同じだった筈だ。
とにかくライブでのKroiは何をしでかすか分からない所が魅力だ。