2021年9月12日 13:00
Kroiが刺激する飽くなき好奇心、愉楽痛快なギミックづくしのLIQUIDROOM公演レポート
と名言されていたが)はMVなどでお馴染みの映像作家・新保拓人の手によるもの。とにかくこだわり抜くバンドと言うか、側や枠も含めトータルプロデュースに長けたバンドであり、開演前からそんな数々のイースターエッグで楽しませてくれる。さあ、どんなステージを観せてくれるのか?
内⽥怜央(Vo,Gt)
オープニングナンバーはメジャー直前にリリースされたEP『STRUCTURE DECK』の中でも屈指のヘヴィさを持つ「dart」。しかし何だこのやたらと前のめりにガツガツと放たれる演奏は。音源よりも随分とBPMが速い。冒頭からしてこのボルテージであるという事はKroi、完全にやる気である。
長谷部悠⽣(Gt)
益⽥英知(Dr)
続いて演奏されたのはもはや定番曲であろう「Mr.Foundation」。そして『LENS』のリード曲「Balmy Life」である。早くもイントロの追加などライブ仕様のアレンジが施されており、エレピ、オルガン、シンセ、そしてこの曲ではトーキングモジュレーターまで自在に操る千葉(Key)のプレイが光る。「sanso」のリズムチェンジも軽やかに決め、"ぶっ飛ばそうと思ってる"とのMC。