くらし情報『木村拓哉、「できるだけ生身の人間にしたい」。かつてない織田信長を演じる』

2023年1月23日 12:00

木村拓哉、「できるだけ生身の人間にしたい」。かつてない織田信長を演じる

信長が当時身に着けていたかもしれないものも伝わっていますが、ノーマルな頭ではあのアイデアは出てこないと思うし、あれを考えていたのなら相当なデザイナーだなと思います。

◆京都太秦の職人たちは、「こいつ、できるんやろか」と手ぐすね引いて待っている

木村拓哉、「できるだけ生身の人間にしたい」。かつてない織田信長を演じる


――本作も大友監督ならではのダイナミックさのある画に貫かれています。カメラが動いても動いても、まだ画が続いていく。あの現場に降り立ってみた感想を教えてください。

大友監督の画風と言いますか、キャンパスがあったら隅から隅まで全部着色して、という描き方を今回もしてくださっています。感じ取れるものなのだろうかというくらいのこだわりが詰まっていて、たとえば軍議の場や信長と濃姫のふたりきりの空間の大気に色を付けているんです。それによって照明がより美しくなったりするんですが。

――大気に色を?

出演者の喉を痛めないスモークを開発した、遠藤さんというすごいスタッフがいるんです。
その人が本番の前に、セット中にぶわっと一度スモークを撒いて、アシスタントの人たちが空気中に万遍なく色が着く状況にした瞬間、「よーい!」と監督のスタートがかかる。そうした作業を大友監督も楽しんでいるんですよね。

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