2023年9月14日 20:41
【ライブレポート・後編】「UKFC on the Road 2023」新宿を舞台に完全復活
「俺ら楽しいです。UK、すごい好きなレーベルで、呼んでもらえてうれしいです。こうやって参加できるバンドになれたのもうれしいし。来てくれてありがとうございます。最後まで聴いて帰ってください」
という、簡潔に感謝を伝えるMCをはさんで、「夏の曲です。もうこの夏も終わっちゃうけど、まだ歌わしてよな」と、最新曲「向日葵」へ。そうは言うが、「あの夏の終りに 咲いた花のこと」という歌詞が二度出てくる曲なので、むしろジャストなのでは、という気もする。
「OVER」「Feel like shit today」と、『Pure Blue』(2021年リリースの、現時点での最新アルバム)からの2曲を経ての「TONBO」では、「歌」や「叫び」を超えた、まるで「吠え」のような清水英介の歌が、耳にグサグサ突き刺さる。
Age Factoryがラストに持ってきたのは、この日演奏した中で、もっともBPMが遅く、もっとも重く、そしてもっともせつない「nothing anymore」。「TONBO」もそうだが、清水英介の書く歌詞の無常観、たまらないものがある。
ギターのアルペジオで演奏を終え、清水英介が「ありがとうございました」