くらし情報『俳優デビュー20周年の小泉孝太郎、「“爽やかですね”の言葉がプラスには思えない時期もあった」』

2022年6月15日 17:00

俳優デビュー20周年の小泉孝太郎、「“爽やかですね”の言葉がプラスには思えない時期もあった」

小泉孝太郎撮影/藤田亜弓


俳優デビューから20周年を迎えた小泉孝太郎が、『点と線』『砂の器』など数々のベストセラー作品を世に送り出した作家・松本清張の、社会派推理小説の起点になった記念碑的作品と呼ばれる傑作ミステリーを連続ドラマ化した『連続ドラマW松本清張眼の壁』で主演を務める。

演じるのは手形詐欺の真相を、強い正義感のもとに追いかける男・萩崎竜雄。真相に向かって進むも、その実直さゆえにどんどん追い込まれていく萩崎役を、さまざまなものを背負った登場人物たちに囲まれながら、「普通でいようと。色んなものをそぎ落として、色をなくすことを心がけた」と話す小泉。

タイトル『眼の壁』に感じたことや、萩崎の親友・村木を演じた、実生活でも親友の上地雄輔との撮影エピソードとともに、これまでの俳優としての20年の積み重ねについて語った。

「自分が萩崎の立場でも同じ行動をしていそう」

俳優デビュー20周年の小泉孝太郎、「“爽やかですね”の言葉がプラスには思えない時期もあった」


――事件に巻き込まれていくサラリーマンの萩崎を演じましたが、役柄についての印象は?

信頼できる男だと思いました。人を決して裏切らないし、頼られたらそれに応えようとする。もし自分の目の前にいたら、心を開いて話せるなと。愛着が沸いたし、すごく身近に感じました。

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