松下洸平が前進を続けられる理由「完璧でなんていなくていい」
僕自身、この仕事をしながら、時々自分を見失ってしまいそうになったり、本当の自分が何なのかよくわからなくなることがあるんです。
でも、これはもしかしたら今の時代、色々なものに縛られた中で生きている人たちにとっては身近なことなのかもしれない。自分の個性がわからなくなったり、仕事などでいろんな集団の中にいると、どうしても合わせなきゃいけないこともあったりして、ありのままの自分でいることの難しさを僕自身も痛感するんです。だからこそ、ときどきその殻を破って自分らしくいることの大切さをどこかで感じてもらえたらいいな、と思ってこの曲を作りました。
――楽曲を聴いていると、元気がもらえるような部分も多くあります。
誰かに応援して欲しかったり、そういう言葉を待っている自分もいるんですよね。だからこそ、普段なら面と向かって言えないことや、ちょっと照れくさい言葉や、ガラにもなくめちゃくちゃ前向きな言葉も、音楽の力を借りれば、言えたりするものかなという思いも込めて、そういう言葉をたくさんチョイスしました。ただ、常に背中を押し続けられるとちょっと受け止めきれなかったりしませんか?
――それは、確かに。
疲れてしまうときもあるかもしれません。