松下洸平が前進を続けられる理由「完璧でなんていなくていい」
だからそういう意味で言うと『Way You Are』も『Only you』も自分では想像もつかなかったようなメロディーラインやフロウを自分以外の人からいただけたので、すごく刺激的ですし、楽しい作業でしたね。
――逆に楽曲制作のときにやらないように気をつけていることはありますか?
『Way You Are』については、壮大な応援歌になりすぎると、ちょっと嘘っぽくなってしまうかと思ったのでそこは気をつけていました。やっぱり聴き手の人たちに嘘はつきたくないなあ、と思うんです。『Only you』では、相手のことが大好きで、「一緒にいたい、一緒にいたい」、「ずっとあなたのことを愛し続ける」、って誓うけど、誰かと一緒にいるときってそれだけじゃないと思うんですよね。だから「相手を傷つけることもある」ということも言いたい。そういう意味では表も裏も両方描くことを意識してるかもしれないですね。
――一面だけの人間、というのはいないですもんね。
芝居をやっていてよく思うんですけど、完璧な人なんていないんですよ。
僕が演じてきた役柄人物達も人としては完璧じゃないんですよね。だからこそ、人間味がある。
それは自分が作る楽曲でも、心がけてることかもしれないですね。