2023年2月10日 18:00
【ライブレポート】カネヨリマサルデビューアルバムのリリースパーティーという特別なタイミングで見せた「ライブハウスでしか渡せないもの」の正体とは――
Photo:yusuke_mphoto
1月25日にリリースしたカネヨリマサルメジャー1stアルバム『わたしのノクターン』のリリースパーティー東京編として代官山UNITで行われたライブは早々にソールドアウトとなり、今のバンドの勢いを感じさせる。まずステージに登場したのは、盟友と言ってもいい存在である、the shes gone。
ミディアムバラードの「ラベンダー」から疾走するギターロックナンバー「最低だなんて」でギアを一気に上げるとフロアからは自然とクラップが溢れる。曲ごとに景色が変わっていくような構成は、まるで歌詞で描かれる恋愛物語の中にいるみたいな切実な感覚を呼び起こされる。
MCでは、兼丸(Vo&Gt)がカネヨリマサルとのつながりを説明してくれた。
「夜行バスに乗って初めて遠征で行った梅田Zeelaでカネヨリマサルと出会いました。今から5年前の2018年ですね。ノルマを払って一緒にライブをしました。
そこから年に1回とか2回とかライブをやったり、アルバムができたらお互いに渡したり、同じスタートの場所からがんばっているバンドだと思っています」
今ここに立つ意味を堂々と宣言し、この日はカネヨリマサルのために最高のステージを届けてくれた。