2021年3月22日 21:00
[Alexandros]が新たな一歩を踏み出した「区切りの日」 10周年&サトヤス勇退ライブ幕張メッセ2日目レポート
だった。力強いキックに刻まれるハイハットにハイポジションのシンバル。すべてがサトヤスで、どこか懐かしかった。磯部も白井も何度もドラムの方を振り返り演奏していたが、きっと彼らも同じような気持ちだったのだと思う。誰がこの曲をやろうと言い出したのかは知らないが、「To celebrate your birth/I wrote the songs and words on whiteboard in you/To demonstrate your life/Throw away the songs/and fill them up with your words」という歌詞は、間違いなくバンドから新たな人生を歩んでいくサトヤスへのメッセージだ。曲が終わると、感極まるサトヤスの肩を抱きかかえながら4人揃ってステージに。何度も頭を下げつつステージを降りていくサトヤスに、客席からは改めて盛大な拍手が送られたのだった。
庄村聡泰(写真:Tetsuya Yamakawa)
去っていったサトヤスの背中を見送った後、ふうっと大きく息をして、川上は「[Alexandros]はまだまだ続いていきます」と力強く宣言。