くらし情報『同志と感じている成河と藤田俊太郎が届ける繊細な再生の物語『ラビット・ホール』』

2023年3月22日 17:00

同志と感じている成河と藤田俊太郎が届ける繊細な再生の物語『ラビット・ホール』

という翻訳劇、会話劇に近づけるんじゃないかと思うんです。それこそ演劇は特別じゃないっていうものができるんじゃないかなと。というのは、まず、宮澤エマさん、土井ケイトさん、シルビア・グラブさんと、今回の座組の女性俳優3人が全員、英語のネイティブスピーカーなんです。だから、もとの英語のニュアンスをちゃんと理解した上で、今の日本語の日常会話に置き換えられる。そしてそれを、今回の翻訳を手掛ける小田島創志くんも、「勉強になります。そうしましょう」と言って受け入れる。そんな翻訳家さんいますかって驚くくらいですけど(笑)、おかげで、翻訳についての話し合いが熱くて楽しくて。

同志と感じている成河と藤田俊太郎が届ける繊細な再生の物語『ラビット・ホール』
『ラビット・ホール』チラシ
藤田読み合わせしながら、翻訳のことをみんなで話しているんですが、とても充実しています。
中でも、成河さんが僕に「基本的に自分のセリフは俳優が自分でテキレジ(※「テキストレジ」の略。上演に合わせて脚本の訂正や手直しをすること)をしても良いのではないか」とおっしゃったのが印象的でした。俳優自身が考え、それを受けた翻訳家が全体を見ながら修正する。そこに演出家も加わって、どういうビジュアルや関係性を作っていこうとしているかを翻訳に反映していく。

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