くらし情報『『ゴミうんち展』21_21 DESIGN SIGHTで開催中 多彩なアーティストが世界の循環についてデザインを通して考察』

『ゴミうんち展』21_21 DESIGN SIGHTで開催中 多彩なアーティストが世界の循環についてデザインを通して考察

トイレから流れ出た水は下水処理場へ集まり、微生物が分解してきれいになった水だけが川や海に放流されるが、その処理の最後に「汚泥」が残る。その汚泥を焼却した汚泥灰でタイルを制作。汚泥の配合率や温度変化に応じた焼成実験、釉薬の開発などを研究した。

『ゴミうんち展』21_21 DESIGN SIGHTで開催中 多彩なアーティストが世界の循環についてデザインを通して考察

狩野佑真+LIXIL《下水汚泥タイルプロジェクト》
また、グラフィックデザイナー・編集者・プリンターの吉田勝信は、近隣の山で採取した植物からインクを作成。そのインクで紙に刷る過程で出たゴミを培地にしてキノコを栽培。育ったキノコを食し、キノコが分解した培地や胞子をインクに活用するというサイクルをつくった。併せて人類学者3人による経緯の観察記録も展示。


『ゴミうんち展』21_21 DESIGN SIGHTで開催中 多彩なアーティストが世界の循環についてデザインを通して考察

吉田勝信《Observing Looping Doodling》
さらに、アメリカのアートシーンに大きな影響をもたらしたマイク・ケリーの作品《Life Cycles》も見られる。製造中から空港で働く様子、「飛行機の墓場」と呼ばれるアメリカ・モハーヴェ空港に運ばれ解体されるまでをヘリコプターから撮影した作品。ケリー自身が購入したブラックボックスを写真と共に展示している。

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マイク・ケリー《Life Cycles》
会場には音が流れ、五感でも感じられる。

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