くらし情報『『ゴミうんち展』21_21 DESIGN SIGHTで開催中 多彩なアーティストが世界の循環についてデザインを通して考察』

『ゴミうんち展』21_21 DESIGN SIGHTで開催中 多彩なアーティストが世界の循環についてデザインを通して考察

音楽家・芸術家の蓮沼執太は《pooploop un-compositions》と題して4作品を発表。例えば、地下一階のトイレ入口にセンサーを設置し、出入りすると会場の3つの真鍮による音響彫刻から音が鳴る。また、植物センサーの開発で知られる蔭山健介教授(埼玉大学)の協力を得て、サンクンコートの樹木が吸い上げるときの小さな音を採集。1日の開館時間に当たる9時間分の音楽が会場で再生されている。

同じサンクンコートでは、生物学者・片野晃輔と造園家・西尾耀輔の造園ユニット「veig」が、空中部分に透水シート(造園で使用される使い捨て素材)を浮遊させ、日陰に生育する植物を配置した。

『ゴミうんち展』21_21 DESIGN SIGHTで開催中 多彩なアーティストが世界の循環についてデザインを通して考察

蓮沼執太《pooploop un-compositions》より。
手前は蓮沼執太、増田義基 《フィードバック”variation“》撮影:木奥恵三提供:21_21 DESIGN SIGHT
『ゴミうんち展』21_21 DESIGN SIGHTで開催中 多彩なアーティストが世界の循環についてデザインを通して考察
veig(片野晃輔、西尾耀輔)《漏庭》
なお、近年、現代アートの世界でも「ゴミうんち」を連想する作品は散見されるが、今後もさまざまな分野で試みが続くテーマだと思われる。地球全体の規模で考えつつ、政治や産業、あるいは個人個人ができることからやってみるヒントのある展覧会だ。

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