くらし情報『【観劇レポート】駿府城公園で上演 SPAC『天守物語』』

2023年5月4日 12:30

【観劇レポート】駿府城公園で上演 SPAC『天守物語』

SPAC『天守物語』より(c)猪熊康夫


「東アジア文化都市2023静岡県」の「春の式典」の掉尾を飾るイベント「静岡県舞台芸術センター(SPAC)」による公演『天守物語』が、5月2日(火) に駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場にて行われ、報道陣に公開された。

本公演は「ふじのくに野外芸術フェスタ2023」の演目でもある。このフェスタは、SPAC主催の国際演劇祭「ふじのくに⇄せかい演劇祭」と同時開催される催しで、2013年より静岡県内の各地で、国内外のアーティストが、広場や公園、路上などの野外で芝居やパフォーマンスを行い、身近な場所で気軽に「演劇」に楽しめることをコンセプトに、今年も大いに盛り上がりを見せている。

そんな演目の『天守物語』は、明治時代の小説家・泉鏡花が1917年に発表した戯曲が原作。1996年に初演されると、日本国内だけでなく、インド、パキスタン、中国、エジプト、韓国、アメリカ、フランス、台湾など国内外30都市で上演され、各地で大きな反響を呼んだ、ロマン主義の香り漂うSPACの芸術総監督・宮城聰の代表作だ。


【観劇レポート】駿府城公園で上演 SPAC『天守物語』

(c)平尾正志
まず5月の涼しい薫風を受けつつ、草木が匂い立つ夕闇に包まれながら野外に佇む静謐な劇場は、舞台と観客席の境界を瞬く間に消し去ってしまう。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.