JIGDRESS、超満員の下北沢DaisyBarでツアー終幕「俺たちずっとカッコいいから、これからもよろしく」
、イセノ(g)、ワタナベカズタカ(b)、ヤマグチハヤト(ds)がステージへ。フロアは完全に埋め尽くされていて、ほぼ体が密着している状態なので、手を叩くスペースもなく拍手はまばら。「ソリッド島へようこそ。俺達がJIGDRESSだ。よろしく」(山崎)という言葉とともに、1stフルアルバム『MINORENTROPY』の1曲目に収められた「taog」からライブはスタートした。研ぎ澄まされた轟音が叩きつけられ、デッドな鳴りのサウンドの中に閉じ込められる感覚になる。
JIGDRESS
さらにノイジーな透明感をたたえたギターが炸裂する「瘡蓋」、〈はい出して 生活費/這い出して 絶望感〉というキラーフレーズが突き刺さる「生活費」、直線的なビートと失恋をテーマにした歌詞が共鳴する「bleach」、このバンドのポップな側面が垣間見える1stシングル「Goat」を続けて演奏。ポストパンク、グランジ、オルタナといった音楽を血肉化し、独創的にしてエッジーなロックミュージックへと結びつける、JIGDRESSの在り方を冒頭からダイレクトに描き出してみせた。
「前のワンマンは渋谷でしたね(7月19日に渋谷WWW Xで行われたワンマンライブ)。