GRAPEVINE、驚きと喜びが1曲目からアンコールまで続いていく日比谷野音ワンマンをレポート
全体の1/4くらいは、近年のライブでよく聴ける曲もあったし、それ以外に「久々だけど、まったくライブでやらないわけではない」くらいの曲もある。で、まさに「超レア」な曲もある。
という、要は「メジャー」か「コア」のどちらかに二極化しない、かと言って「その間」で統一しているわけでもない、だからマーブル具合が甚だしい、なんとも言えず微妙で、かつ極めて絶妙な、セットリストの組み方だったのである。
どうでしょう。これは曲目、一切書かない方がいいな、と思うでしょう、どうしたって。
西川弘剛(g)
あ、このライブの3日前=7月10日にリリースされた新曲「NINJA POP CITY」は、やりました。というくらいです、さすがにこれは書いていいだろう、と判断できたのは。
ただ──ファンなら、ここまで読んでいただければおわかりかと思うが──GRAPEVINEがやるそんな内容のライブ、良くないわけがないし、すばらしくないわけがないし、楽しくないわけがない。
昨日ファンになって今日初めてGRAPEVINEを観ました、という人ならちょっとわからないが、少なくとも、一定期間以上バインのファンであれば、そうだと思う。