【インタビュー】誰かのためになるようなバンドになりたい! 下北沢発爆裂エナジーポップバンド・シャンプーズとは?
僕、中間がないですよね。楽しいと楽しくないの二極しかないから。「メイ」のような、真ん中にくる曲はなかなか今ライブで使うことが少ないんですよ(笑)。MVも作るので、みんな聴いてくれると思うんですけどね。
樹里:実際、聴いてくれている人もみんな好きだって言っているからね。
モミー:とくに30分くらいのステージだと、喜怒哀楽を全部持ってくるとどれも平均的になっちゃう感じがして。どこか尖っているところを見せないと、みたいな感覚はどこかにあるんですよね。だからこういう泣きがあるような曲を入れると、どこか喜怒哀楽の喜の足を引っ張っている感覚になってしまうというか。
――そうなんですね。でもその、泣きとか哀愁感というのは、シャンプーズのいろいろな曲で滲んでいるものでもありますし、肝になっているなと思います。
モミー:そうですね。僕がそこが好きなんですよね。哀愁っていう、漠然としたその言葉やそのニュアンスが好きだから、なんとか哀愁感を入れたいとなるんですよね。ただかっこいいバンドって、あまり好きじゃないんです。苦労とか、後悔とか、くよくよしたりとか、その人の人間味が見え隠れするのが好きなんです。