くらし情報『『お祭り』を披露した片岡仁左衛門、本舞台にも一礼 国立劇場・国立演芸場 閉場記念式典レポート』

『お祭り』を披露した片岡仁左衛門、本舞台にも一礼 国立劇場・国立演芸場 閉場記念式典レポート

と約束をした。

『お祭り』を披露した片岡仁左衛門、本舞台にも一礼 国立劇場・国立演芸場 閉場記念式典レポート

尾上菊五郎の代読として登壇した中村時蔵提供:国立劇場撮影:二階堂健
伝統歌舞伎保存会会長である歌舞伎俳優の尾上菊五郎(代読:中村時蔵)は、「今から57年前、この国立劇場が初めて開場したときの驚きと感動は、今も鮮明に記憶しております。昭和41年11月、国立劇場が初めて開場し、2ヶ月かけて『菅原伝授手習鑑』が通し上演されました。最初に出演俳優と竹本、長唄、お囃子の人たちが目にしたのは、まず劇場の威容であり、稽古場の広さ、最先端の舞台、そして楽屋の広さでした。また大劇場の広々とした正面ロビーの中央に、私の祖父・六代目尾上菊五郎の鏡獅子の木彫が据えられているのを見て、身の引き締まる思いとともに、改めて歌舞伎の芸への敬意を抱きました」と懐かしみ、「歌舞伎の台本と演出を改めて見直すという国立劇場の基本方針は、我々出演者側にとって、戸惑いとともに、新たな創造の意欲を抱かせるものでした。以後、この国立劇場で復活上演され、歌舞伎の大切な財産になった作品がいくつも生み出されてきたことは、高く評価されていいと思います。


『お祭り』を披露した片岡仁左衛門、本舞台にも一礼 国立劇場・国立演芸場 閉場記念式典レポート

六代目尾上菊五郎をモデルにした「鏡獅子」彫刻(平櫛田中作)
また昭和45年から開始された歌舞伎俳優養成研修の終了生は、今では歌舞伎俳優の3分の1を占めるまでに至っています。

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