くらし情報『『お祭り』を披露した片岡仁左衛門、本舞台にも一礼 国立劇場・国立演芸場 閉場記念式典レポート』

『お祭り』を披露した片岡仁左衛門、本舞台にも一礼 国立劇場・国立演芸場 閉場記念式典レポート

この研修がなかったら、寄席は三味線ナシでやっていたかも」と研修制度の重要性に触れつつ、「我々の演芸家連合は、東西併せて14の協会から成っている。毎年5月に振興会の後押しで演芸家連合の『大演芸まつり』というものをやっていた。来年からどうなるかわからないが、再開の折りにはぜひまた皆さまにお運びをいただきたく存じます」と思いのたけを語っていた。

その後、式典では記念上演が行われ、日本舞踊『菊』(井上八千代演奏:富山清琴、藤舎名生ほか)、文楽『万才』(豊竹呂太夫、鶴澤清治、吉田和生、桐竹勘十郎ほか)、講談『扇の的』(神田松鯉)、そして最後に歌舞伎『お祭り』(片岡仁左衛門、清元延寿太夫、田中傳左衛門ほか)が披露された。

『お祭り』を披露した片岡仁左衛門、本舞台にも一礼 国立劇場・国立演芸場 閉場記念式典レポート

井上八千代による日本舞踊『菊』提供:国立劇場撮影:二階堂健
『お祭り』を披露した片岡仁左衛門、本舞台にも一礼 国立劇場・国立演芸場 閉場記念式典レポート

文楽『万才』より、左から)太夫:吉田和生、才蔵:桐竹勘十郎提供:国立劇場撮影:二階堂健
『お祭り』を披露した片岡仁左衛門、本舞台にも一礼 国立劇場・国立演芸場 閉場記念式典レポート

神田松鯉による講談『扇の的』提供:国立劇場撮影:二階堂健
『お祭り』を披露した片岡仁左衛門、本舞台にも一礼 国立劇場・国立演芸場 閉場記念式典レポート

歌舞伎『お祭り』より、中央) 片岡仁左衛門提供:国立劇場撮影:二階堂健
仁左衛門は片岡孝夫時代の1966年、開場記念公演『菅原伝授手習鑑』に出演。大劇場における歌舞伎俳優の第一声を発したことも司会者より紹介された。

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