くらし情報『山本卓卓(作)×杉原邦生(演出)の強力タッグで現代の東京に蘇る「輪舞」。『東京輪舞』創作の裏側に迫る!』

2024年2月20日 12:00

山本卓卓(作)×杉原邦生(演出)の強力タッグで現代の東京に蘇る「輪舞」。『東京輪舞』創作の裏側に迫る!

では、作・演出を兼任されることがほとんどです。ただ本作同様、『心の声など聞こえるか』(21年)では作に専念されました。そのことによって新たに見えてきたことはありますか?

山本やっぱり自分が作・演出を兼任しちゃうと、書きながら、「あ、これ演出するのやっかいかも」って思ってひっこめちゃう瞬間が必ずあるんですよね。それは絶対に良くないと思っていて。作演を分けてそれぞれに専念するためには、作家と演出家の関係性が非常に重要で。一定の信頼関係というか、独特の“ラブ”がないとうまいことマッチングしない。そういう意味で邦生さんは、自分にとっては“お兄ちゃん”みたいな存在。安心して任せられるし頼れる、「お兄ちゃんお願い!」みたいな感覚があって(笑)。
そういう人と一緒に作品を作れるっていうのは、とても楽しい作業ですよね。

山本卓卓(作)×杉原邦生(演出)の強力タッグで現代の東京に蘇る「輪舞」。『東京輪舞』創作の裏側に迫る!


――杉原さんは演出だけではなく美術も手がけられます。現段階の構想は?

杉原この作品ってふたりの密室というか、ふたりきりの空間が続いていくわけですよね。それを表すために、東京のどこか一角にあるであろうその空間を、ひとつの四角いセットで表現しちゃおうかと思っていて。それが動いたり、光ったり、物が入れ替わったり。

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