くらし情報『山本卓卓(作)×杉原邦生(演出)の強力タッグで現代の東京に蘇る「輪舞」。『東京輪舞』創作の裏側に迫る!』

2024年2月20日 12:00

山本卓卓(作)×杉原邦生(演出)の強力タッグで現代の東京に蘇る「輪舞」。『東京輪舞』創作の裏側に迫る!

そこから今の東京に「兵士」はいないけど、明日食うにも困る人はいっぱいいる。つまり生きるか、死ぬかの過酷な状態にある人として、「兵士」を「十代」に置き換えよう、とか。そうやって今の人たちを見つめた時に矛盾が起きないよう、さらに最先端の人たちが出てくるよう、そんなことを意識しながら書き進めていきました。

杉原僕が卓卓くんにお願いしたのは、『輪舞』の構造を踏襲して欲しいということ。それと、単純な男女二元論の話にはしたくないよね、と提案させてもらったこと。そのふたつだけです。で、上がってきたものを読んだら、想像を遥かに超えた台本になっていて。さっき言ったような置き換えのことを“ずらし”と卓卓くんは言っていますが、それが憎いほどうまい。
しかも登場人物たちの生き方というものを、肯定もせず否定もせず、そのまま提示している。非常にリアリティがあって、面白いなと思いました。

作家と演出家の間には独特の“ラブ”がないとうまくいかない

――リレー形式で描かれる10の情事の風景。その登場人物たちを演じ分けるのは、髙木雄也さんと清水くるみさん。たったふたりだけです。

杉原おふたり共、舞台上ですごく存在感がありますよね。

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