くらし情報『【ライブレポート】“音楽への感謝と支えてくれた人々への信頼を直接伝えること” Hakubiが初のワンマンツアーに込めた強い思い。』

2021年10月7日 13:00

【ライブレポート】“音楽への感謝と支えてくれた人々への信頼を直接伝えること” Hakubiが初のワンマンツアーに込めた強い思い。

3人のかき回しから始まった後半は、さらにフロアとの一体感が高まり、みんなで“ライブハウスの日々”を取り戻しているような感覚になった。

【ライブレポート】“音楽への感謝と支えてくれた人々への信頼を直接伝えること” Hakubiが初のワンマンツアーに込めた強い思い。


「自分を救ってくれたあのアーティストになりたい。ならなければいけない。何かを渡せる人にならなきゃいけないって思ってた。あなたの神様になりたいって本気で思った。でも、気づきました。私たちはまだ、みんなに助けられて、支えられて、一緒に歩いていく。まだそんなに強くなれないから、あなたの隣を歩いてもいいでしょうか?」

『誰かの神様になりたかった』で歌われる、〈あなたを言い訳に生きてたい〉という言葉が音源だけを聴いている時よりもずっとポジティブに響いた。
そこに音楽をやり続けていく理由があるのだなとわかった。

【ライブレポート】“音楽への感謝と支えてくれた人々への信頼を直接伝えること” Hakubiが初のワンマンツアーに込めた強い思い。

【ライブレポート】“音楽への感謝と支えてくれた人々への信頼を直接伝えること” Hakubiが初のワンマンツアーに込めた強い思い。


彼らのライブを観ながら改めて気づいたことがある。ライブ・パフォーマンスというのは、特にライブハウスの場合、歌詞が聴き取りにくかったりするものだが、Hakubiの場合、ライブだからこそ歌詞の言葉と意味がよりくっきりと際立った輪郭を持って伝わるのだ。このことは、大袈裟ではなく発見だった。きっと3人のアンサンブルは言葉をいかに伝えるかということに重きを置いているに違いないし、片桐がアジテーションのように歌詞にはないその時の感情から発露する言葉を差し込んでいくのも、歌詞に込められた意味のさらに奥にあるものを伝えるための言葉によるアレンジなのだ。

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