修復によって蘇った文化財を一挙公開! 『文化財よ、永遠に』が、泉屋博古館分館ほか全国4会場で同時期開催
や、経年劣化で激しく損傷していた狩野一信《五百羅漢図》(江戸時代・19世紀、東京・増上寺蔵)をはじめ、近年修理された国宝や重文を含む絵画や工芸品を展示。前後期の展示替えを行いながら、約50点の文化財がその修復過程とともに紹介されている。
また、京都・泉屋博古館では、古都に伝わる文化財の修復技術とその精神にスポットが当てられるほか、九州国立博物館や東京国立博物館では、阪神淡路、能登半島、東日本、熊本など地震で被災した文化財の状況とその修復も紹介。修理によって新たに分かった創作技法や、蘇った文化財の素顔に出会うことができる。
「文化財は人類共通の宝。これを後世に伝えることは、現代に生きる私どもの責務」とは、住友財団が掲げる文化財修復の意図。そんな修復の背景にある物語にも注目しながら、今日まで守り伝えられてきた文化財を堪能したい。
【開催情報】
『文化財よ、永遠に』
〜美を守る文化財修復の最前線〜
10月27日(日)まで東京・泉谷博古館分館にて開催
【関連リンク】 泉屋博古館分館(https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/)
〜古都の美をまもる〜
10月14日(月・祝)