くらし情報『1400年にわたる太子信仰の世界を紐解く『聖徳太子 日出づる処の天子』、サントリー美術館にて開幕』

2021年11月19日 18:00

1400年にわたる太子信仰の世界を紐解く『聖徳太子 日出づる処の天子』、サントリー美術館にて開幕

大阪・四天王寺
第1章「聖徳太子の生涯―太子の面影を追って」では、各地の太子絵伝や、太子所用の伝承を持つ国宝《七星刀》など、太子ゆかりの品々を紹介していく。太子により創建された大阪の四天王寺では、奈良時代(8世紀)に太子の生涯を絵画化した「聖徳太子絵伝」が制作された。全6幅からなる絵伝では、太子の生涯とその偉業が細やかに描かれており、当時の人々が太子に強い信仰心を持っていたことをうかがうことができる。

1400年にわたる太子信仰の世界を紐解く『聖徳太子 日出づる処の天子』、サントリー美術館にて開幕

(手前)《聖徳太子二歳像》鎌倉時代13〜14世紀 京都・白毫寺(奥)《聖徳太子二歳像》鎌倉時代13世紀愛知・満性寺
信仰の対象となった太子は、ときには幼児、ときには青年、ときには観音の化身として、さまざまな様式で表現されるようになる。第2章「聖徳太子信仰の広がり― 宗派を超えて崇敬される太子」では、幼い太子の二歳像や童子像、摂政像などさまざまな姿の聖徳太子を紹介する。
1400年にわたる太子信仰の世界を紐解く『聖徳太子 日出づる処の天子』、サントリー美術館にて開幕

(左)《聖徳太子童形像・六臣像》桃山時代16正規大阪・四天王寺(右)重要文化財《聖徳太子童形立像(考養像)》鎌倉時代14世紀茨城・善重寺
1400年にわたる太子信仰の世界を紐解く『聖徳太子 日出づる処の天子』、サントリー美術館にて開幕

(左)重要文化財《聖徳太子勝鬘経講讃図》鎌倉時代 13世紀 兵庫・斑鳩寺(右)《聖徳太子勝鬘経講讃図》鎌倉時代13世紀三重・西来寺
聖徳太子信仰の拠点となったのは、太子自身が建立した日本最古の官寺、四天王寺だ。

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