くらし情報『1400年にわたる太子信仰の世界を紐解く『聖徳太子 日出づる処の天子』、サントリー美術館にて開幕』

2021年11月19日 18:00

1400年にわたる太子信仰の世界を紐解く『聖徳太子 日出づる処の天子』、サントリー美術館にて開幕

太子は仏教排斥派の物部守屋との戦いにおいて、勝利の際には四天王のために寺を建立すると誓いを立て、見事に物部氏を撃破。推古天皇元年(593)に大阪の地に同寺を作り、今日に至っている。

第3章「大阪・四天王寺の1400年 ― 太子が建立した大寺のあゆみ」では、戦禍や災害で何度も伽藍が失われたものの、人々の太子への厚い信仰により都度再興を果たしてきた四天王寺の1400年の歴史を、その名宝とともに紹介していく。

1400年にわたる太子信仰の世界を紐解く『聖徳太子 日出づる処の天子』、サントリー美術館にて開幕

国宝《扇面法華経冊子》巻第一 平安時代12世紀大阪・四天王寺
1400年にわたる太子信仰の世界を紐解く『聖徳太子 日出づる処の天子』、サントリー美術館にて開幕

国宝《四天王寺演技(根本本)》平安時代 11世紀大阪・四天王寺
《四天王寺演技(根本本)》は、寛弘4年(1007)に、四天王寺内で発見された太子の真筆とされるもの。うっすらと手の形の朱印が押されており、聖徳太子の手であると伝えられている。

そして、第4章「近代以降の聖徳太子のイメージ…そして未来へ ― つながる祈り」では、近代から現代までの聖徳太子のイメージの変遷を紹介する。明治以降、聖徳太子は政治家としての側面がクローズアップされ、7種もの紙幣に肖像画が描かれた。笏を執り、ひげを蓄えている男性という聖徳太子のイメージ像が定着したのはこの頃だ。

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