TM NETWORK、全国ホールツアー『STAND 3 FINAL』オフィシャルレポートが到着
その先には、トレーラーに囲まれた正方形に瞬くワームホールらしき予言のゲートが再び鎮座していた。
浮かび上がった“TM NETWORK is still searching for FINAL Imperial command.”の文字。ヒューマン宣言ともとれる、後期TM NETWORKを代表するポップミュージック「I am」の存在。本ツアーでは、楽曲タイトルをスクリーンに多様なフォントで表示していたが、それは「I am」へと結実したことで文脈を紡ぎ意味を成したように思えた。3人が声を揃えて歌うシーンに鳥肌が立ったのだ。まさに大団円のステージである。想いに応えるオーディエンスのパワー、その熱量も凄まじい。
TM NETWORKによる完成されたシアトリカルなロックショーにアンコールはない。
一切のMCも存在しなかった。インスト含め全18曲を通じて時空を超えていく音楽の旅、TM NETWORKによる珠玉の名曲を通じて、感動とメッセージを詰め込んだ圧巻のライブエンタテインメント。ラストは、3人が手を振り別れを告げ、インストゥルメンタル「intelligence Days」が流れ、エンドクレジットが映し出された。