くらし情報『世界が注目する『パスト ライブス/再会』──“会いたかった”というひとことに込められた24年の想い。【おとなの映画ガイド】』

2024年3月25日 12:00

世界が注目する『パスト ライブス/再会』──“会いたかった”というひとことに込められた24年の想い。【おとなの映画ガイド】

世界が注目する『パスト ライブス/再会』──“会いたかった”というひとことに込められた24年の想い。【おとなの映画ガイド】


といって、そんなに驚くほど派手なストーリーや仕掛けがあるわけではない。

劇作家で、この作品が長編監督デビューとなるセリーヌ・ソンの作品。オリジナル脚本、彼女の実体験をもとにしているという。

主人公のナヨンは12歳の時に、映画監督の父と画家の母のカナダ移住に伴い、ソウルを離れる。負けん気が強く、泣き虫で、泣いているといつも隣にいてくれたのが、両想いのヘソンだった。


世界が注目する『パスト ライブス/再会』──“会いたかった”というひとことに込められた24年の想い。【おとなの映画ガイド】


時が経ち、24歳のナヨンは名前をノラに変えており、劇作家を目指し、ニューヨークに。そんな折、ソウルに住むヘソンが、ノラの父のFacebookにアクセスしてきて、ふたりはビデオチャットで12年ぶりに再会することになる。そのときは、お互いを思う気持ちはあるのだけれど、どうしても踏み出せない。そして、36歳になったふたりは、ニューヨークで再会する。ノラは作家のアーサーと結婚している。ヘソンはまだ独身。彼の渡米の目的は、彼女に会うことだった。さて、この恋のゆくえは……という展開。


世界が注目する『パスト ライブス/再会』──“会いたかった”というひとことに込められた24年の想い。【おとなの映画ガイド】


ノラ役はグレタ・リー。韓国系移民2世の俳優だ。ヘソンを演じているユ・テオはニューヨーク、ロンドンで演劇を学んだ韓国系俳優。最近はソウルに拠点を移して活動している。

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