くらし情報『ジェームズ・キャメロン監督が語る『アバター』最新作 にこめた未来への警鐘、若い世代へのメッセージ』

2022年12月15日 18:00

ジェームズ・キャメロン監督が語る『アバター』最新作 にこめた未来への警鐘、若い世代へのメッセージ

家族の縁というものは、切っても切れないものだからね。

――ジェイクと次男のロアクの関係性には、ある種の緊張感がありましたね。若い世代へのメッセージも込められているように感じました。

そこは脚本の段階から、非常に大切にしていた。私も子どもの頃は、周りに理解されない、周りとうまく馴染めないといった疎外感を感じていたから、ジェイクの子どもたちにはそれぞれ、投影をしている。私が青春を送った1960年代はベトナム戦争に公民権運動、冷戦もあり、自分が世界といかに関わるべきかも不安になったが、今の時代はより事態が深刻だね。

私にも5人の子どもがいるが、葛藤を抱える若い世代が『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観て、「200 年後の世界でも、遠く離れた星で同じようなことが起こっているんだな」「自分だけでなく、みんな同じ問題を抱えているんだな」と思ってくれるかもしれない。つまり、この映画で伝えたいことは、劇中でも「I see you.」というセリフがあるように、あなたを見てくれている人がいるということなんだ。


SF には“未来への警鐘”という意味合いが強く含まれている

ジェームズ・キャメロン監督が語る『アバター』最新作 にこめた未来への警鐘、若い世代へのメッセージ

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
――キャメロン監督の作品には、未来への警鐘と、その先にある希望が描かれているように思います。

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