ネガティブだった吉野北人が他人と比べなくなった理由「大事なのは“自分”だから」
サマンサがいないとなんか違うなってなるので、破壊力すごいなと思って観ています(笑)。
――他にはどんな作品を?
あとは『王様ランキング』とか。主人公は生まれつき耳が聞こえない王子で。王様って強いイメージがあるけど、その子はすごく弱くて。でも自分が弱いことをちゃんと知った上で、自分の弱さと向き合って、それを強みに変えていくところが魅力的だなって。
人の強さって、単純な力の強さじゃないんですよね。心の優しさこそが、強さだと思う。周りのキャラクターも主人公のそういうところを信頼してついてくる。
やっぱり人は中身なんだなと思えるところが、すごく好きです。
――ちなみに、吉野さんの弱点は?
飽き性なところ。あんまり続かないんですよね(笑)。
――今まででいちばん続いたものは?
バスケです。あとはこの仕事と。
――その2つが続いた理由は何だったんでしょうね。
結局は好きなんですよね。好きだからやめられない。
この仕事をしていていちばんうれしいなと思うのは、周りが喜んでくれるとき。実家に帰ったときも、家じゅう僕で染まっていて(笑)。喜んでいる親の顔を見ると良かったなと思うし。この間、おばあちゃん家に行ったとき、『この曲を聴きなさい』って、ある演歌の曲を渡されて。