2022年5月16日 18:00
西川周作に重なったあの日の阿部勇樹、浦和レッズ、試練の30周年記念試合へ
浦和はそのまま無敗で駆け抜けて1stステージ優勝を決めたのだった。
あれから7年、浦和は「3か年計画」の最終年を迎えていた。『明治安田J1』制覇をターゲットにしたものの、開幕4試合勝利なしと出遅れた。『AFCチャンピオンズリーグ』グループFを4勝1分1敗で2位突破した浦和は6試合で20得点と課題だった得点力不足を解消したかに思われた。だが、帰国後初戦の『明治安田生命J1リーグ』第12節・柏レイソルは0-0に終わった。
そんな中迎えた広島戦は『030th Urawa Anniversary Week -ORIGINALS- Match of 3』と銘打ち、オリジナル10のクラブを埼スタで迎え撃つホーム3連戦の初戦として行われた。
ゴールシーンは突然訪れた。14分、ゴールまで30m、左サイド寄りの位置でFKを獲得。
右SB馬渡和彰の放ったFKがワンバウンドし、そのままゴールネットを揺らした。250分間ゴールから遠ざかっていた浦和の突如のゴールシーンに埼スタが沸いた。だが、ここでVARのチェックを経て、主審が直接ビデオを確認するオンフィールドレビュ―が行われ、オフサイドポジションのCB岩波拓也がプレーに関与したと見なさされノーゴールとの裁定が下された。