三石琴乃が女の子たちに与えた夢と強さ「辛いときはうさぎちゃんが背中を押してくれるはず」
なので映画の中でもモノローグのセリフが多くあり、心情的なものはすべてモノローグで話せ、逆に表面で会話しているところは、楽しいシーンが多かったので、迷うことはありませんでした。
因みに監督からのダメ出しは、特に後編で「ここのシーンは、もっと強めでお願いします」というのが多かったですね。私が思っているよりも、うさぎちゃんは強く、凛々しかったようです。
ーー三石さんご自身、共感する部分はありましたか?
私はセーラー戦士たちのように「こういう夢があるのよ」って言う程、強くはなかったかなあ……。ただ女の子同士は、例え親友と言われる仲であっても、自分の奥底の悩みや幼少期に傷ついた出来事っていうのは、なかなか言えないんだなっていうのは共感しました。自分で乗り越えていくなんてセーラー戦士はさすがですよね。
ーー「美少女戦士セーラームーンCrystal」も、今回の映画も、原作に忠実に制作されているので、90年代版アニメのうさぎちゃんよりも大人っぽさを感じるのですが、三石さんは演じるうえで意識をされていたのでしょうか。
90年代版アニメの方はまさに女の子向け。老舗の東映アニメーション(当時の東映動画)