鴻上尚史の定期公演第18弾『ハルシオン・デイズ2020』 2004年の名作が柿澤勇人、南沢奈央、須藤蓮、石井一孝の実力で生まれ変わる
鴻上さんと、このハルシオン・デイズについてお話した際、とにかく「生きろ!」というメッセージを伝えるためにやりたいと仰っていたのが印象的で、その言葉で自身も更に身が引き締まりました。鴻上さんは、僕のような若造の意見にも耳を傾けてくれて、且つ、導いてくれる、そんな印象です。そして素敵な俳優の方々が集まりました。生きること、命について考えさせられる素敵な作品です。
駆け抜けます。
◆南沢奈央コメント
鴻上さんの作品に出演させていただくのは、4年ぶりになります。どんな影の部分も、テンポよく、むしろ明るく作り出されていく世界観が私はとても好きです。「ハルシオン・デイズ 」は、死を目の前にして表れる"人の本質"が色濃く描かれます。
16年前の初演時とは、大きく変化した世の中になりました。捉え方がまったく違うものになるのではと思う一方、時代を問わずに私たちの胸に響く普遍的なメッセージがたくさん込められていると思います。私自身が作品から感じた「生き抜く力」を持ち、「今上演する意味」というのを噛み締めて演じたいと思います。
◆須藤蓮コメント
半年ほど前に、自身の俳優としての実力のなさ故、二度と舞台に立つことはできないと確信していたものですから、まあ縁がないだろうとぼんやりしていましたので、決まったときは少しギョッとしてしまいました。