平間壮一×東啓介、“地元の友達のような”ふたりが語る『イン・ザ・ハイツ』
もちろんある程度のバランスはこれから取っていくと思いますけど、組み合わせによって全然違う関係性になるっていうのも、今回の面白さかもしれないですね。
『イン・ザ・ハイツ』のコミュニティさながらのカンパニー
――この作品の大きな魅力である、音楽についてもお聞かせださい。聴く側をノセる力が絶大だと思うのですが、歌う側としてはどんな感覚なのでしょう?
平間僕も初演を観た時、弾まずにはいられない音楽がすごいなって思いました。それってどこから来るのかなと思っていたら、今回のキャストのエリック(・フクサキ)君っていうペルー出身の子に、向こうの人はどんな曲も「タッタッタ、ンタタ」ってリズムを取るんだって教わって。言われてみたら『イン・ザ・ハイツ』の曲って、全部にそのリズムが潜んでるんですよ。
東確かに、裏にずっといるね、そのリズム。
平間だからマジックにかけられたみたいに乗っちゃうんだろうなって。
東歌う側の感覚ってことで言うと、稽古ピアノよりカラオケ音源のほうがやりやすいっていう珍しい作品ですね。
「タッタッタ、ンタタ」を見失うと歌えなくなっちゃうんですよ。
平間なるね~。だから今日、気持ち良かったもんね、初めてカラオケでやって。