2021年10月4日 12:00
真彩希帆、目指した夢にまた一歩近づく新たな挑戦。ミュージカル『ドン・ジュアン』にかける思い
「プレッシャーはあるけれど、戸惑いはありません」
――すでにお稽古が始まっているとのこと。どんなカンパニーですか?
もう、最高です! 明るいし、楽しいし、いい人ばかり(笑)。皆さん温かくて、人間味あって。私は今回の再演からこのカンパニーに入ったのですが、主演の藤ヶ谷さんも、ラファエル役の平間壮一さんも、ドン・カルロ役の上口耕平さんも、昔からの友人かのように接してくれます。アンサンブルの方々も気さくに私のことを「なっちゃん」(※真彩さんの愛称)と呼んでくださって。
私と同じく今回初参加の天翔愛ちゃんも可愛くて、可愛くて! 宝塚の下級生とお話しているみたいな感覚になります。だけどみんな、舞台に対する熱が高く、稽古に入るとビシっと切り替わるところがカッコいい。稽古を見ているだけで自然と拍手しちゃいますし、自分も頑張らなきゃと思います。
とてもエネルギーをもらえる現場です。
――真彩さんにとっては、宝塚退団後、初めての舞台。プレッシャーや戸惑いなどはありませんでしたか。
うーん……。舞台という仕事に関わっていると、毎日無意識のうちに緊張しています。そういう意味でプレッシャーは常に感じていますが“宝塚の外でも果たして自分は受け入れてもらのだろうか”という心配は正直なところあまりしていませんでした。