Ryuji&HAKUEI流のおもてなしフルコース、The Brow Beat1年半ぶり有観客ワンマンレポート
描かれた物憂げな歌詞の世界観と相まって、最初のセクションとは全く違ったThe Brow Beatのディープな世界へ客席を誘う。和+ダンサブルな「21グラム」でのRyujiは低音ラップや長台詞やサビでの高らかな歌唱まで縦横無尽。己の喉を自在に操る彼の声は時折、到底同じ人間から出ているとは思えない程だ。そんなRyujiに負けじとHAKUEIは言葉遊び的な"斑だらだらだら"、"見たらたらたらたら"、"ぬらりらりらりらり"を官能的に歌う。ツインボーカルの醍醐味ここに極まれりといった、今回のEPの中で最もライブで体感するべき曲である。中盤の三拍子の箇所ではアコースティックベースまで登場し、世界観の再現にどこまでも手抜かりなしだ。
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HAKUEI
行動しない限り楽しい事は起こらない
一旦HAKUEIが退場し、Ryujiのピンボーカルによる「灯篭流し」をしっとりと聴かせ、アットホームなMCタイムへ。Ryujiは客席からの"イェー!"の幻聴が聞こえる自分はヤバいのではないかと久方振りの有観客でブチ上がってしまっている感情を吐露し、それとは裏腹にサポート陣のMCはやれ「メシ食って風呂入って寝た」(Narukaze)