くらし情報『窪田正孝『東京喰種 トーキョーグール【S】』での変化 「希望のようなニュアンスが伝われば」』

2019年7月19日 08:00

窪田正孝『東京喰種 トーキョーグール【S】』での変化 「希望のようなニュアンスが伝われば」

そういう部分の描き方が丁寧な作品になっています」

喰種と人間のはざまで揺れるカネキは、作中でも最も孤独な存在といえる。彼はそんなカネキを、どのように演じているのだろうか。

「カネキの中に誰にも味わえない感覚があるんです。人間も喰種もどちらも救いたいけれど、今のままではそれを実現することはすごく難しい。でも、いつか彼が喰種も人間も共生する世界を作ってくれるんじゃないか。そういう希望のようなニュアンスが伝わればと思って演じています」

また、本作から登板となった、山本舞香や松田翔太といった共演者を絶賛。

「カネキと一番絡むトーカは、今回から(山本)舞香ちゃんになりました。すごく単純な言い方ですけど、本当にハマり役だと思いますね。
本人もすごくフランクだけど、どこかクールでアウトローな部分もあって、トーカと重なるような部分も持っているんです」

とくに、原作ともアニメとも違う“月山像”を作り上げた松田翔太にはリスペクトを隠さない。

「月山はアニメのインパクトも大きくて、アニメを観たらイメージが固まってしまうじゃないですか。でも、それを実写映画で具現化する場合、現実世界で芝居をするときに、アニメのキャラクターをそのままやってしまうのは、違和感が出てきてしまうこともある。

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