2022年4月8日 18:00
【札幌公演終演直後インタビュー】銀杏BOYZ「こういうライブができるなら、『こんな曲もできるな』っていうイメージがどんどん湧いてきている」
――結果的に、ツアーのステージでは大幅に楽曲のアレンジが変わったものもありましたね。
峯田でも、曲の骨組みを大幅に変えたのはあんまりなかったかな。いつもなら激しく歌うところを、「しっとり歌おっか」とか「速くやってみよっか」とか「遅くやってみよっか」とか、それくらいで。
むしろ、今回の「アコースティック・ライブツアー」では「歌」を最優先に考えた。従来の銀杏BOYZのライブは熱気とかを重視してたけど、銀杏BOYZの「歌」をちゃんと聴いて欲しいし、ここできちんと見せたいなと思ったんだよね。
「アコースティック」なのに、ステージにはギターアンプが並んでいる(笑)
――「歌を最優先にする」というのはいろんなアーティストが当然掲げていることですが、銀杏BOYZの場合、逆に新鮮だったかもしれないですね(笑)。峯田普段から「歌」を意識していないわけではないけど、やっぱりお客さんの熱気とか「峯田死ねー」とかの声も全部含めてのライブだと思っていたからね。だから、どうしても濃厚接触のグッチャグチャのライブをやることが多かった。
でも、今はお客さんも声を出せない中で音楽を楽しまなくちゃならないでしょ。