世界の大物が集結、「東京・春・音楽祭」プログラム発表!
まだまだエネルギッシュだけれど、彼ももう83歳だ。今年(2024年)と同様、ライフワークの「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」は秋に分離開催予定。春はレスピーギ《ローマの松》をメイン・ディッシュに、オペラの序曲や間奏曲を合わせたオール・イタリア・プログラムを聴かせてくれる[4月11日(金)、12日(土)・東京文化会館大ホール]。オペラ《ワリー》のみが知られる作曲家アルフレード・カタラーニの《コンテンプラツィオーネ(瞑想)》は、「この機会にぜひ!」とムーティがおすすめの管弦楽曲。オケはもはや日本でのムーティの手兵と言える、中堅・若手の精鋭メンバーによる「東京春祭オーケストラ」。
演奏会形式で音楽に集中。充実のオペラ・ラインナップ
年々オペラのラインナップが充実してきているのは、「東京・春・音楽祭」がもともと2005年に「東京のオペラの森」として始まった歴史と無縁ではないだろう。来春も、上述のワーグナー以外に、プッチーニ《蝶々夫人》とヨハン・シュトラウス2世《こうもり》が上演される(演奏会形式)。
《蝶々夫人》(東京春祭プッチーニ・シリーズ)は現在ボローニャ歌劇場の音楽監督を務めるオクサーナ・リーニフの指揮。