世界の大物が集結、「東京・春・音楽祭」プログラム発表!
2021年には女性として初めてバイロイト音楽祭を指揮したウクライナ出身の注目株だ。題名役にはクロアチアのソプラノ、ラナ・コス。彼女は声楽家としては異例に早い17歳でデビューを果たし、すでに豊富なキャリアを誇る。オーケストラは読売日本交響楽団[4月10日(木)、13日(日)・東京文化会館大ホール]。
《こうもり》では、ジョナサン・ノットが、音楽監督を務める東京交響楽団を率いる。近年演奏会形式のオペラ上演で破格の成果をあげているノット&東響。「演奏会形式で音楽に集中できる《こうもり》を」という主催者の意向に共感しての東京春祭初登場。歌手陣にはアイゼンシュタインにアドリアン・エレート、ファルケ博士にマルクス・アイヒェと、「東京・春・音楽祭」でもおなじみの陣容が揃う(ロザリンデ役は後日発表)。
音楽祭の掉尾を飾る最終公演[4月18日(金)、20日(日)・東京文化会館大ホール]。
提供:東京・春・音楽祭実行委員会撮影:平舘平
現代音楽にもスポット。生誕100年のブーレーズ
上述の《こうもり》の作曲者ヨハン・シュトラウス2世は来年が生誕200年のメモリアル・イヤーなのだが、「東京・春・音楽祭」は、前衛音楽の作曲家であり人気指揮者でもあったピエール・ブーレーズ(1925~2016)