BRADIO、ライブ尽くしの1年を締めくくる“THANKS PARTY”開催「また最高の笑顔で会おう」【ライブレポート】
インディーズ時代から最新アルバム『DANCEHALL MAGIC』まで新旧の曲が並んだ今回のセットリストは、コロナ禍を経て、再びライブを重ねた最新形へとアップデートされた。
なめらかなビートでスタートし、イントロからハンドクラップやコール&レスポンスでグルーヴを上げていく「Time Flies」から、スムースに「DANCEHALL MAGIC」へと突入し、重厚なバンドアンサンブルで観客の体を大きく揺さぶる。
最後に真行寺がポーズを決めたところで、続いては骨太なベース&ドラムが観客の興奮を加速させて、「-Freedom-」で爆発させる。エネルギッシュに踊り騒いだ果てに高らかに轟いたのは、してやったりと言わんばかりの真行寺の不敵な笑い声だ。
そして、曲間に方々から拍手やメンバーを呼ぶ声などいろんな声が上がるフロアをじっくりと眺めた真行寺は、「ライブでみんなの顔を見るのが好きで。それを持ち帰って、次の音楽にする力になっている」という。「みんなは僕らの財産です」。そう言うと、次はここぞという時に歌ってきた曲だと「Thanks」を歌った。
ピンスポットの中、ピアノとボーカルというミニマムな形から丁寧にエモーショナルに織り上げていった「Thanks」