くらし情報『『鳳凰祭四月大歌舞伎』開幕 昼の部『新・陰陽師』では次代を担う若手が顔を揃える』

2023年4月3日 13:30

『鳳凰祭四月大歌舞伎』開幕 昼の部『新・陰陽師』では次代を担う若手が顔を揃える

歌舞伎座新開場十周年記念「鳳凰祭四月大歌舞伎」チラシ


4月2日(日) 歌舞伎座4月公演『鳳凰祭四月大歌舞伎(ほうおうさい しがつおおかぶき)』が開幕した。ここではそのレポートをお届けする。

昼の部は、夢枕獏が描いた伝奇小説『陰陽師』を原作とした『新・陰陽師(しんおんみょうじ)』。コミックをはじめ、映画、テレビドラマとさまざまなジャンルでも取り上げられた人気小説をもとに、平成25(2013) 年に新開場した歌舞伎座で初めての新作歌舞伎として『陰陽師』を上演。それから十年の時を経て、今回は脚本や演出を一新し、次代を担う花形俳優が顔を揃えている。本作で脚本と演出も担う市川猿之助が、筋書の挨拶にて「日頃の鍛錬の成果を発揮し、存分に活躍をしてもらいたいと期待しています」と後輩たちへの想いを寄せるとともに、「あの芝居のあの場面、あの台詞……。そんな楽しみ方をしていただけたら幸いです」と語っているように、新作でありながら『菅原伝授手習鑑』の「車引」や『義経千本桜』の「吉野山」など、古典作品の趣向が散りばめられ、若手がそれぞれの持ち味でしのぎを削る白熱した舞台となっている。

物語は、平安時代中期。
同郷の友人である平将門と俵藤太が、窮状する故郷・東国を救うという同じ志を持ちながら、それぞれ別の道を歩むことになるところから始まる。

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