2022年10月17日 07:00
博多華丸「来るべき日が来た」 和太鼓&タップダンスに挑戦する舞台『羽世保スウィングボーイズ』明治座公演にむけて
最初の頃はぎこちなかったと思うんですけど、博多座で18回、それに新歌舞伎座で3回、本番を計21回やっているので、今回の明治座公演でも、その辺の「絆」みたいなものは発揮できるのではないかなと思っています。
本作で和太鼓に初挑戦した博多華丸
左から)博多華丸、斉藤優
――初演のときは、五十肩以外で(笑)、和太鼓のどんなところに苦労されたのですか?
裏拍で入るとか、同じリズムでも交互でバチを叩くとか、そういうところは難しかったですね。稽古のときは何回か成功したんですけど、21回の本番のうち完璧に成功したことは1回もなかったですね。どこかしら「何か違うな」と思う場面がありました。
――和太鼓とタップダンス以外にも、ここはパワーアップさせたい、ブラッシュアップさせたいというポイントはありますか?
やっぱり連帯感ですかね。初演のときは、初めましての状態で皆さんと1カ月稽古していました。ずっとマスクをつけたままの稽古で、顔もよく分からないまま本番が始まった感じだったんですよ。でも今はもう皆さんのことが分かっている。だからこそ、醸し出される連帯感がブラッシュアップされているのではないかなと思っています。