くらし情報『『狂言劇場その九』開幕コメント&舞台写真公開 野村萬斎が上演作品を語る』

『狂言劇場その九』開幕コメント&舞台写真公開 野村萬斎が上演作品を語る

Aプログラム『法螺侍』 左から:野村裕基 高野和憲 野村萬斎 深田博治 内藤連 中村修一 撮影:政川慎治

撮影:政川慎治



野村萬斎による狂言の舞台、『狂言劇場その九』が、6月18日より開幕した。この度、野村萬斎の開幕コメントと舞台写真が公開された。

野村萬斎芸術監督により、古典芸能という枠にとどまらず「“舞台芸術=パフォーミングアーツ”としての狂言」というコンセプトに基づき、2004年にスタートしたシリーズ「狂言劇場」。その9回目となる今回は、狂言劇場に初登場となる古典狂言『武悪』『舟渡聟』に加え、『法螺侍』と『鮎』という現代狂言2作品をABのプログラムに分けて、あらたな配役、あらたな演出によって世田谷パブリックシアターで上演されている。

野村萬斎の開幕コメントは以下の通り。

野村萬斎(総合演出・出演)開幕コメント

●Aプログラム
『武悪』は劇場で上演したことで、作品のもつドラマ性がよりはっきりしたのではないでしょうか。一人ひとりのキャラクターの浮き上がり方や対峙する役者の緊張感が際立ち、よりスリリングな人間ドラマとなりました。常々ドラマとは“生きることを考えること”だと言っていますが、今回の舞台セットを含めた演出でも、“生と死”、“生の地続きに死があること”が見えてくるのではないかと思います。

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