くらし情報『バレエ団、最年長ダンサー、ロバート・カーターとバレリーナ芸人松浦景子による、バレエと笑いをめぐる真剣対談!【後篇】』

2024年5月23日 12:00

バレエ団、最年長ダンサー、ロバート・カーターとバレリーナ芸人松浦景子による、バレエと笑いをめぐる真剣対談!【後篇】

南部出身の若いブラック・アメリカンがクラシック・バレエの世界で踊っていくのは、決して簡単なことではなかったけれど、全てのことには何かしらの理由がある。結果的にいま、こうしてここに自分の居場所を見つけることができたのです。

松浦私の18歳──高校3年生の時は、毎日進路について迷いまくっていました。バレエへの愛が一番薄い頃でした。バレエをやめようかとも思いましたが、母がこれまでの月謝分をパーにするくらいなら、何でもいいからバレエの仕事に就きなさい、バレエのバの字でもいい、小指だけでもいいから突っ込んで!という考えで(笑)。

── でも、その後もバレエは続けられました。

松浦バレエコースのある芸術大学に進学したんです。入試の時、全国のすごく踊れる子たちが勢揃いしていて、かつ、学校には劇場もある。
すごくいい環境だったんですね。そこに行っていなければ、いまもうバレエはやっていなかったと思うし、18歳は人生の中の大きな分岐点でした。

女の子にとってバレエがしんどくなる時期──。それをよく知っているので、いま、この記事を読まれている人で、18歳くらいで「バレエしんど」って思っている人がいたら、絶対トロカデロの公演を観るべきです。

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