『映画 ギヴン 海へ』で今井文也&坂 泰斗が感じたこと「人間って変わるんだな」
今は、終わっちゃったな、という気持ちはあるんですけど、先に進んでいく気持ちの方が強いですね。
前編での反響から感じた安堵
――1月に公開になった前編の『映画 ギヴン 柊mix』はおふたりが演じる柊と玄純にスポットが当てられた作品です。反響はいかがでしたか?
坂玄純に関してはTVアニメの中で話しているシーンって少ないんですよね。
今井僕らは結構そうですよね。玄純はただでさえ無口なキャラですし。
坂もちろん、そこでも得られる情報はあるんですけれども、どういう人となりかは原作を読んでいる方以外はみなさん想像していただくしかなかったわけじゃないですか。
僕らもいざ「『柊mix』を録るぞ」となったときに、さらに読み直して、読み直して。この言葉を言うのはどうしてなのかを考えていましたね。
玄純って今まで事前情報が僕らもなかったので、柊に対してどういう思いなのか、ということもあったりして、僕なりに最大限、彼に寄り添える解釈を持って臨んでいました。彼はすごく複雑な感情を持っている人で、言語化をするのがかなり難しいキャラクターなんですけど、映画を見ていただいたみなさんが「腑に落ちた」とおっしゃっているのを拝見したときに、彼の説得力を持たせることができて良かったな、と思いましたね。