2021年7月22日 19:55
2度の延期を乗り越えての公開に市川染五郎、杉咲花も笑顔。『サイダーのように言葉が湧き上がる』が初日
不思議なご縁というか、ここまで似ている役をやらせていただくのはご縁を感じました」と振り返り、杉咲は「スマイルはコンプレックスがありながらもとっても前向きに進んでいく女の子で、彼女がいるだけでパッと明るくなるようなポジティブな空気を纏った人。個人的にはすごく好きなキャラクターです」と語った。
また、劇中の好きなシーンについて質問がおよぶと染五郎は「一番最後のクライマックスのシーンは、“チェリー頑張れ”と応援したくなる。自分が演じている間も、気持ちが一番高まってチェリーが感情をさらけ出した。タイトル通りサイダーのように気持ちがスカッとなるシーンなので一番好きです」と回答し、杉咲さんは「スマイルがチェリーの声を『可愛いと思う』って言うシーンがすごく好きです。相手のここが素敵だなと思ったところを素直に伝えられるスマイルも素敵ですし、きっとそういうふうに褒められることってチェリー自身もあんまり経験してこなかったからこそ、ふたりの関係性にとっても希望を感じさせるシーンですごく印象的なシーンです」とこたえた。2度の公開延期を経た結果、夏が舞台の本作は夏に公開されることになった。イシグロ監督は「怪我の功名だと考えております。