2022年3月7日 12:10
@onefive、初の有観客ライブオフィシャルレポ ポテンシャルの高さを感じさせるセルフプロデュース力
それまでの歌とダンスで魅せる流れから一転、SOYOのピアノ伴奏にあわせてしっとりと歌い上げていく姿は、その歌詞が織りなす世界を一気に広げていく。続く自分たちが振り付けをおこなった「Just for you」で、アンサンブルとダンスがミックスされていく姿は、歌とダンスが高いクオリティの同一線上にある@onefiveだからこそできる多面性といえた。
そういった多面性は楽曲だけではない。メンバー自身がセルフプロデュースをおこなう、現在の@onefiveの土台となった「Underground」、ダンスと楽曲の世界観がマッチングした「雫」を披露し、ただ歌とダンスだけで魅せるわけではない@onefiveの奥深さを提示する。そして披露される「Let Me Go」。これは@onefiveならではのステージだった。「Let Me Go」は@onefiveがボーカルをとらずに、4人がダンスのみでその世界を表現する。しかも、このステージングはメンバーであるKANOが振り付けだけでなく、ライティングや立ち位置などすべてをプロデュース。メンバーの個性や@onefiveの「いま」を知り、これから目指すものを模索する彼女だからこそ作り上げることができた珠玉の時間だ。