くらし情報『困難な時代のなかで輝く光――2021年音楽シーン振り返り&2022年期待のニューカマー』

2022年1月9日 10:30

困難な時代のなかで輝く光――2021年音楽シーン振り返り&2022年期待のニューカマー

困難な時代のなかで輝く光――2021年音楽シーン振り返り&2022年期待のニューカマー


昨年1月8日に発令された、東京の二回目の緊急事態宣言は、3月21日にいったん終わったものの、4月12日からはいわゆる「まん防」が適用され、そして4月25日からは、6月20日までは、三度目の緊急事態宣言。さらに、感染拡大がピークに達した夏は、7月12日から9月30日まで、四度目の緊急事態宣言が敷かれた。という、コロナ禍元年だった2020年をはるかに上回る、深刻な事態になった2021年。

そんな中、ツアーを組むこともままならず、春夏のフェスは、国が決めたオペレーションの範囲で慎重に開催しようとしていたにもかかわらず、各地の住民や自治体の反対で、軒並み中止に追い込まれた(無観客ではあったが、東京オリンピックは強行されたにもかかわらず)。

つまり、2020年に輪をかけて、ライブを主戦場にする新人バンドたちにとって、「ライブハウスから勝ち上がっていく」「フェスやイベントで音楽ファンに存在をアピールする」という、最初の重要なステップを踏むことができない年だった、ということである。

ライブハウスに軸足を置いたスタンスよりも、もっと大きなスケールで活動する新人バンドにしても、たとえば2018年から2019年にかけてのKing GnuやOfficial髭男dismのように、一足飛びに巨大な存在に化けていった例が少なかったのも、悪化したコロナ禍と無関係なわけがないだろう。

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