美人画の巨匠、上村松園。 三代の美の系譜を辿る展覧会が開幕
明治・大正・昭和と時代が劇的に変化を遂げる中で、女流画家としての矜持を持って生き抜いた松園。その作品に込められた思いと、彼女が貫いた信念、人間性に迫っていく。
「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである」(『青眉抄』より)
松園が残したこの言葉のように、時代に流されない敬虔な眼差しで突き詰めた理想の女性の美、そしてそれに連なる美の系譜を堪能してほしい。
なお、3月2日~3月16日は新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため休館となる。
【開催情報】
『上村松園・松篁・淳之 三代展 〜近代が誇る女流画家とそれに連なる美の系譜』2月29日(土)〜4月12日(日)まで東京富士美術館にて開催
※3月2日~3月16日は新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため休館
【関連リンク】 東京富士美術館(https://www.fujibi.or.jp/)
上村松園《楊貴妃》大正11年(1922)松伯美術館
上村松篁《万葉の春(右)》昭和45年(1970)近鉄グループホールディングス株式会社
上村松篁《万葉の春(中)